AIで膵臓がん早期発見へ 富士通、22年度中に実用化

人工知能(AI)による膵臓がんの検出イメージ。矢印の先が、がんの疑いのある部位(総合南東北病院提供)
人工知能(AI)による膵臓がんの検出イメージ。矢印の先が、がんの疑いのある部位(総合南東北病院提供)

富士通と総合南東北病院(福島県郡山市)などは、CTの画像から膵臓がんを検出する人工知能(AI)技術の共同研究を始めた。一般的な人間ドックで見つけられるよう、造影剤を使わない画像も対象とする。2022年度中に実用化し、早期発見によって救命できる患者を増やす。

総合南東北病院が約300件の匿名化されたCT画像を提供し、富士通のAIにがんの部位の特徴を学習させる。AIは画像のパターンを分析し、造影剤を使用しているかどうかにかかわらず、疑いのある部位を医師に示す。

造影剤を使わないCTは人間ドックなどで幅広く実施されており、基礎疾患のある人の負担は少ない。ただ膵臓が鮮明に見えにくく、がんを人間が特定することは難しい。AI検出技術が実用化されれば、膵臓がんを日常的な検査によって発見できる機会が増えることになる。

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