東京都内で23日に日米首脳会談、24日に日米豪印の協力枠組み「クアッド」首脳会合が開かれるのを控え、都心は厳戒態勢に入った。22日にはバイデン米大統領が来日。警視庁は1万8千人を動員し、関係機関とともに主要駅などの警備を強化している。
JR東日本は、首都圏の駅でごみ箱に不審物が入っていないか普段より注意して確認している。首都高速道路や中央自動車道は期間中、首脳らの移動や行事に合わせ一部区間を通行止めとし、米国大使館などの重要施設周辺では車両検問も実施する。
空の玄関口、羽田空港ではターミナルビルの飲食店フロアまで警察官がパトロール。22~24日はビル内のごみ箱を封鎖し、コインロッカーの使用も中止に。展望デッキも一時閉鎖する。
ロシアによるウクライナ侵攻など国際情勢が緊迫する中での首脳会合となり、警視庁はテロの可能性を念頭に警備に臨む。