バイデン氏、日韓へ出発 北朝鮮核実験「断固対応」

バイデン米大統領は19日午後(日本時間20日未明)、日韓歴訪に向けて首都ワシントン近郊の米軍基地を出発した。日本時間20日午後に韓国入りする。サリバン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は大統領専用機内で、日韓歴訪中に北朝鮮が核実験やミサイル発射に踏み切る可能性があるとの認識を重ねて示し「あらゆる脅威や攻撃に断固として対応する」と牽制(けんせい)した。

サリバン氏は、北朝鮮が核実験などを強行した場合「米国の同盟国を守る決意は一層強くなり、地域における米軍の態勢を調整することになる」と警告。「北朝鮮の脅威を前に日米、米韓の2国間関係や日米韓3カ国の連携は強化される」と指摘した。

北朝鮮核問題に関しては「行動対行動」の原則を基に、北朝鮮が非核化に向けた措置を取れば米国も応じる用意があると説明した。

(共同)

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