【北京=三塚聖平】中国外務省の汪文斌(おう・ぶんひん)報道官は20日の記者会見で、カナダが第5世代(5G)移動通信システムから、中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)と中興通訊(ZTE)の製品を排除すると発表したことに対し、「中国企業の正当な権益を深刻に損なった」と反発した。
汪氏は「断固とした反対」を表明するとともに、「中国企業の正当な権益を守るために、あらゆる必要な手段をとる」と述べ、対抗措置を示唆。カナダ側の措置について「確実な証拠がない状況下で、でっちあげの安全面のリスクを口実にした」と主張した。