明治時代の人工水路を満喫「春のびわ湖疏水船」

びわ湖疏水船に乗りながら、新緑を楽しむ客=京都市山科区
びわ湖疏水船に乗りながら、新緑を楽しむ客=京都市山科区

大津市の琵琶湖から京都・蹴上に至る琵琶湖疏水沿岸の新緑を楽しめる「びわ湖疏水船」が運航されており、多くの観光客らでにぎわっている。運航は6月12日までで、乗船には予約が必要。

琵琶湖疏水は飲料水や水力発電に使う水を京都に供給するために明治23年に造られた人工水路で、令和2年6月には日本遺産に認定された。

びわ湖疏水船は、春と秋に全長7・8キロで運航。専門ガイドによる案内を聞きながら、周囲の風景のほか、コース上のトンネルの出入り口などに掲げられた「扁額」や明治45年に完成した赤レンガ造りの旧御所水道ポンプ室(国登録有形文化財)を間近に見ることができる。ガイドの松岡昭光さん(39)は「明治の時代の歴史を体感できるところが魅力」と話す。

観光で訪れた兵庫県西宮市の朝隈進さん(66)と妻の晶子さん(58)は「青モミジがとてもきれいで、いい時期に来られた。疏水の意味合いを初めて認識し、先人の苦労がよく分かった」と話していた。

火、水曜は運休。問い合わせはびわ湖疏水船受付事務局(075・365・7768)。(太田優)

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