「帰る場所ない」と訴え 地下鉄シェルターの避難民

地下鉄駅で避難生活を送る人たち=19日、ウクライナ東部ハリコフ州(AP)
地下鉄駅で避難生活を送る人たち=19日、ウクライナ東部ハリコフ州(AP)

ロシア軍の攻撃を受けたウクライナ東部ハリコフ州の州都ハリコフ市で19日、シェルター代わりの地下鉄駅に身を寄せる避難民らが「家を失ったり、破壊されたりして帰る場所がない。ここから追い出さないでほしい」と訴え、テレホフ市長に嘆願書を提出した。市は来週にも地下鉄の運行再開を計画している。

避難民の多くは市の北東端に位置するサルティフカ地区の住民。同地区はロシア国境から約30キロの距離にあり、今もロシア軍による散発的なミサイル攻撃が続いている。

北東部と中心部を結ぶ路線のヘロイブ・プラチ駅で避難生活を送る市民らは、運行再開に伴い退去に追い込まれることを懸念。約100人が駅の階段に集まり、代表のカチャ・タルパさん(35)が「水も電気もなく、インフラも破壊された。外はまだミサイルが飛んでくる危険な状況で、安全な避難場所がない」と嘆願書を読み上げた。(共同)


会員限定記事会員サービス詳細