私立高講師「副業」で塾 減給処分、校長や教頭も

滋賀県草津市にある私立綾羽高の常勤講師の30代男性が校外で学習塾を運営し、副業を禁じる就業規則に違反したとして、3月に減給の懲戒処分となったことが20日、同校への取材で分かった。男性は同月末に退職。運営法人は、把握していたのに対応しなかったなどとして校長も減給、教頭3人をけん責の懲戒処分とした。

同校によると、塾は男性が保護者の要望を受け、昨年9月ごろに滋賀県守山市で大学受験用などとして開業。同校の生徒ら5人が通い、卒業式があった今年2月末まで続けた。個別指導のため授業料は生徒ごとに異なり、月額3万円以上支払った生徒もいた。男性は「授業料は塾教室の賃貸費に充てた」と話しているという。

佐々康浩校長(59)は学校として開業の実態を把握していたが、対応が遅れたと説明。「教員が一部の生徒に対して個別に教えていたのは問題だ」とする一方で「生徒の進路のことを優先させなければならないと思った」と釈明した。

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