北朝鮮の朝鮮労働党は20日、軍の重鎮の玄哲海・国防省総顧問が死去し、金正恩党総書記を葬儀委員長とする国葬を22日に執り行うと党機関紙、労働新聞などで予告した。平壌の「4・25文化会館」か周辺が会場とみられる。新型コロナウイルス感染が疑われる発熱患者が増える中、大型行事を開催し、感染を制御できていると強調する狙いもありそうだ。
労働新聞は19日夕までの1日で新たに発熱患者が26万3千人超確認され、この間に2人が死亡したと報じた。新たに確認された発熱患者の規模は、前日の26万2千人超からほぼ横ばい。4月末からの発熱患者の累計は224万1千人超、死者の合計は65人となった。(共同)