部費150万円流用も発覚 監督らが体罰や暴言の静岡・飛龍高野球部

静岡県内で強豪として知られる飛龍高校(沼津市)野球部で、60代の男性監督ら指導者3人が複数の部員に暴言や体罰を加えていたことが20日、同校への取材で分かった。さらに、同部の部費を管理していた会計責任者の男性教員が約150万円を私的に流用していたことも判明した。

飛龍高によると、体罰を加えたのは監督のほか、40代の男性コーチと副部長を務める20代の男性教員。学校側の調査に、3人とも関与を認め「指導方法を間違った」などと謝罪したという。

今月上旬、監督から「練習に参加しなくていいから、あっちに行ってろ」と排除するような暴言を受けた3年生の部員が別の教員に相談し、学校側の調査で発覚。昨年5月以降、練習試合でミスをした部員の頰をベンチ裏で平手打ちしたり、練習中に部員を差別的なあだ名で呼んだりするなど、発覚のきっかけとなった暴言も含め計8件を確認した。同校は、県高野連や県私学振興課に報告した。

小畑浩校長は「生徒や保護者に多大な精神的・肉体的な痛みを負わせたことを厳しく受け止めている」とのコメントを出した。今後、処分を検討する。

また、私的流用したのは30代の男性教員。同校によると、令和2~3年度、野球部の部費を管理する金融機関の口座から計150万円を引き出した。4月、口座の残高が700円ほどしかなく、確認したところ流用を認めた。「遊興費に充てた」と話し、全額弁済したという。学校側は今月、懲戒解雇処分とした。

同校ホームページなどによると、野球部は部員約60人で、平成27年夏の全国高校野球選手権大会の静岡大会で準優勝。これまでプロ野球・西武の平井克典ら計6人を輩出している。

会員限定記事会員サービス詳細