誤給付問題 容疑者、返還請求の認諾意向も「資産ない」

家宅捜索が行われた田口翔容疑者の自宅=20日午後、山口県阿武町(沢野貴信撮影)
家宅捜索が行われた田口翔容疑者の自宅=20日午後、山口県阿武町(沢野貴信撮影)

山口県阿武町が誤って給付金4630万円を振り込んだ問題で、電子計算機使用詐欺の疑いで逮捕された同町福田下、無職、田口翔容疑者(24)の代理人弁護士は20日、町による給付金返還の請求を受け入れる「認諾」の手続きをしたと明らかにした。認諾を受け、花田憲彦町長は「訴訟の第1段階が進んだ」とコメントした。ただ、代理人は「本人は少しずつ返済したいと言っているが、現状では資産はない」とし、全額返済は厳しい見通し。

山口県警は20日、田口容疑者を送検し、町内の自宅を家宅捜索した。

田口容疑者は4月12日、町から4630万円が誤って自身の口座に振り込まれたと知りながら、オンライン決済サービスで決済代行業者の口座に400万円を振り替え、不法に利益を得たとして5月18日に逮捕された。県警によると「オンラインカジノに使った」と供述しているという。

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