東部ハリコフ州、奪還続く ドネツク州では5人死亡

ウクライナ軍参謀本部は18日、東部ハリコフ州でロシア軍が制圧していた村を奪還したと発表した。州全域の解放を急いでいる。一方、東部ドネツク州では17日にロシア軍の空爆があり5階建ての建物が倒壊、2歳の子どもを含む計5人の死亡が確認された。ウクライナメディアが伝えた。

ウクライナ国防省報道官は18日、ロシア軍が東部ドンバス地域のドネツク州とルガンスク州でウクライナ軍部隊の包囲を試み、2014年に強制編入した南部クリミア半島との「陸上回廊を確立しようとしている」と分析した。

国連人権高等弁務官事務所は18日、ウクライナでは2月の侵攻後、民間人3778人の死亡が確認されたと発表した。ドンバス地域に集中している。一方、2万人以上が死亡したとされる南東部マリウポリなどの裏付け調査が済んでおらず「実際には大幅に多い」としている。(共同)

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