皇后さまは19日、東京都渋谷区の明治神宮会館を訪れ、全国赤十字大会に臨席された。皇后さまが皇居や赤坂御用地外で、お一方で公務に臨まれるのは令和元年8月のフローレンス・ナイチンゲール記章の授与式以来、約2年9カ月ぶり。
大会は新型コロナウイルス禍で2~3年は行われず、3年ぶりの開催。皇后さまは日本赤十字社の名誉総裁を務められている。名誉副総裁の秋篠宮妃紀子さま、寬仁親王妃信子さま、高円宮妃久子さまも同席された。
式典で皇后さまは、赤十字活動に貢献した個人と団体に贈られる「有功章」の受章者代表13人に賞状などを手渡された。コロナ対応に当たる病院や、赤十字ボランティアに取り組む大学生の活動報告も行われ、終了後、皇后さまは病院関係者に「ご苦労が多かったと思います」とねぎらいの言葉をかけられたという。