連載小説「厳島 ITSUKUSHIMA」(127)渡海・七 武内涼2022/5/19 11:00有料会員記事ライフ本学術・アート小説「厳島」反応渡海(とかい) 七鉢巻をしめた生き残りの監視役どもが小屋に入ってきた。憔悴(しょうすい)した様子の若武者の一人が、訝(いぶか)しむような態度で、「中村殿がお呼びですぞ」「お……おう」「すぐ参るっ」反応