北朝鮮ICBM発射準備か バイデン氏訪日前と米報道

4月25日、平壌の金日成広場で行われた、朝鮮人民革命軍創建90年記念日の軍事パレードに登場した新型ICBM「火星17」。4月26日付の北朝鮮の労働新聞が掲載した(コリアメディア提供・共同)
4月25日、平壌の金日成広場で行われた、朝鮮人民革命軍創建90年記念日の軍事パレードに登場した新型ICBM「火星17」。4月26日付の北朝鮮の労働新聞が掲載した(コリアメディア提供・共同)

米CNNテレビは17日、バイデン米大統領の韓国、日本訪問を控え、北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)を今後2~4日の間に発射する準備を進めているとみられると報じた。米政府当局者の話としている。平壌周辺の発射施設を人工衛星で監視する中で「過去の発射時と似た動きがあった」と語ったが、詳細は明かさなかったという。

北朝鮮は今年に入ってICBMのほか、弾道ミサイルの発射を繰り返している。韓国大統領府関係者は、2017年以来となる核実験も準備を完了したもようだとの認識を示している。

バイデン氏は19日に米国を出発し、韓国で尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領と会談。東京では岸田文雄首相と会談するほか、日米豪印の協力枠組み「クアッド」首脳会合に参加する。(共同)

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