ネット中傷対策で「侮辱罪」厳罰化、衆院法務委で可決 「拘禁刑」創設も

「侮辱罪」を厳罰化する刑法改正案を賛成多数で可決した衆院法務委=18日午前
「侮辱罪」を厳罰化する刑法改正案を賛成多数で可決した衆院法務委=18日午前

インターネット上の誹謗(ひぼう)中傷対策で「侮辱罪」を厳罰化する刑法改正案が18日、衆院法務委員会で、賛成多数で可決された。刑罰の懲役と禁錮を廃止し「拘禁刑」に一本化する改正案も、併せて可決された。

侮辱罪は、令和2年に女子プロレスラー、木村花さん=当時(22)=が交流サイト(SNS)で中傷後に死亡したのを機に、見直しの議論が広がった。公然と人をおとしめる行為が対象で、現行の法定刑は「拘留(30日未満)か科料(1万円未満)」にとどまる。改正案ではこれに「1年以下の懲役・禁錮または30万円以下の罰金」を加え、公訴時効は1年から3年に延長となる。

与野党の合意で、施行から3年後、表現の自由を不当に制約していないか検証するとした検討条項の付則が設けられた。

「加害目的誹謗等罪」を創設し、公共性や真実性が認められる場合は罰しない特例を設けるとした立憲民主党の対案は、この日の衆院法務委で否決された。

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