退避兵と捕虜交換要請 ロシアは消極的、見通せず

ウクライナ・マリウポリの製鉄所からロシア側支配地域に到着し、搬送される負傷兵(中央)ら=16日、ウクライナ・ノボアゾフスク(ロイター)
ウクライナ・マリウポリの製鉄所からロシア側支配地域に到着し、搬送される負傷兵(中央)ら=16日、ウクライナ・ノボアゾフスク(ロイター)

ウクライナ国防省のマリャル国防次官は17日、南東部の激戦地マリウポリのアゾフスターリ製鉄所からロシア側支配地域に退避した兵士について、ウクライナが拘束しているロシア兵捕虜との交換を求める考えを示した。一方、ロシア側は交渉に消極的とみられ、実現の可否は見通せない。

ロシアのウォロジン下院議長は17日、退避したウクライナ兵を巡り、「犯罪者」は裁判を受けなければならないと述べた。ロシアメディアは「ナチスの犯罪者」とみなした兵士と、ロシア兵捕虜の交換を禁じる法案が審議されると伝えた。

製鉄所にはウクライナ内務省系の軍事組織「アゾフ連隊」などが最後の抵抗を続けていた。ウクライナ側によると、負傷兵を含む264人が退避。ロシア側はウクライナ部隊が「降伏した」と発表した。

アゾフ連隊を巡ってはロシア法務省が17日、テロ組織認定に関する審理を今月下旬、最高裁判所で開くと発表した。(共同)


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