米中間選予備選、重要州でトランプ派が勢い維持 大量当選狙い活動

米中西部オハイオ州での集会で演説するトランプ前大統領=4月23日(AP=共同)
米中西部オハイオ州での集会で演説するトランプ前大統領=4月23日(AP=共同)

【ワシントン=大内清】米政治を左右する11月の中間選挙に向けた民主、共和両党の予備選が17日、東部ペンシルベニアなど5州で実施され、米メディアによると、重要州と位置付けられる同州知事選の共和党候補にはトランプ前大統領が推すマストリアノ州上院議員が決まった。トランプ氏が敗れた2020年大統領選の結果を否定するマストリアノ氏は、州内の選挙登録のやり直しなどを主張。民主党や共和党の一部は選挙システムへの信頼がいっそう損なわれると懸念を強めている。

マストリアノ氏は11月の本選で民主党のシャピロ州司法長官と争う。

トランプ氏は自身に忠実な共和党候補の大量当選を狙い、各地で精力的に活動。3日には同じく重要州とされる中西部オハイオ州で、当初は劣勢だった新人がトランプ氏の支持を得て予備選を勝ち抜き、同氏の求心力が党内で依然として高いことを示している。

17日に南部ノースカロライナ州で行われた共和党の上院選候補者争いでも、トランプ氏が早くから支持を表明していたバッド下院議員が他候補を圧倒。本選では黒人として同州初の上院議員を目指す民主党のビーズリー元州最高裁判事と争う。

一方、同州の共和党予備選では、トランプ氏の熱烈な信奉者として知られる現職のカウソーン下院議員が敗退した。飛行機内に拳銃を持ち込もうとして拘束されたスキャンダルなどが響いた。

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