浪速風

20円アップの衝撃

ペットボトル入り飲料を1本100円で売る自動販売機を時々見かける。缶入りなら50円の自販機を見つけたことがあるし、知人によると大阪市内には30円のもあったそうだ。それでも利益を出せる値で仕入れられるということなのだろう。だが、ついに大手メーカーが今秋、ペットボトル入り飲料を20円値上げすると発表した。他社も追随する見通しだ

▶この何年かの間、「値上げラッシュ」のニュースは時折あったものの、大手流通業のプライベートブランド(PB)商品や「企業努力」のおかげで、小幅な値上げか価格維持に落ち着くことは珍しくなかった。その裏でいじめられた下請け、納入企業もあったと聞くが

▶足元では企業間の製品取引価格がどんどん高くなっており、上昇率は第2次石油危機直後に迫る水準になっている。企業努力の限界を超えるかもしれない。今度こそ値上げラッシュがやってきそうだ。格安自販機もそろそろ見納めか。

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