<独自>中学教員の「体罰」事案を放置 堺市教委

堺市立中学校での教員による「体罰」事案について、市教育委員会の担当者が市教委内での報告を怠り、本来設置が必要な調査委員会が開かれず、事案が調査されないまま放置されていたことが18日、関係者への取材で分かった。学校側は体罰と認め、1月に保護者らに謝罪していた。市教委は調査委を立ち上げるほか、関係者の処分も検討する。

市教委などによると昨年12月下旬、市立中の校長から、野球部顧問の男性教員による「体罰」事案があったと市教委の担当者に報告があった。学校の調査で、顧問は1年ほど前から複数の部員に対し胸を押す、胸ぐらをつかむなどの行為があったと判明。学校は保護者らに説明し、体罰だったと認めて謝罪した。

市教委によると、学校から報告があった時点で担当課内で情報を共有し「市体罰及びセクシュアル・ハラスメント問題調査庁内委員会」を開いて体罰かどうかを判断する。体罰と認めた場合、処分を決めるという。

ただ、市教委の担当者は学校側の対応について組織内での報告を怠り、これらの手続きが取られていなかった。

市教委は産経新聞の取材に「担当者から報告がなかったことは言い訳できず、申し訳ない。早急に対応を進めていく」と話した。

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