去る5月9日、ロシアのウラジーミル・Ⅴ・プーチン大統領は、第二次世界大戦での対ドイツ戦勝利77周年記念式典での演説において、現下のロシア・ウクライナ戦争(露宇戦争)が「アメリカとその取り巻きの息がかかったネオナチ、バンデラ主義者との衝突」であるとの認識を示した。
「過剰膨張」で国家「衰亡」
ただし、「ナチズムの打倒」を大義として掲げるプーチン氏の論理は、実体の伴わない存在を念頭に置いているという意味では「わら人形」論法の類に近い。露宇戦争の展開で着目すべきは、それがロシアの今後に及ぼす影響だ。
去る5月9日、ロシアのウラジーミル・Ⅴ・プーチン大統領は、第二次世界大戦での対ドイツ戦勝利77周年記念式典での演説において、現下のロシア・ウクライナ戦争(露宇戦争)が「アメリカとその取り巻きの息がかかったネオナチ、バンデラ主義者との衝突」であるとの認識を示した。
ただし、「ナチズムの打倒」を大義として掲げるプーチン氏の論理は、実体の伴わない存在を念頭に置いているという意味では「わら人形」論法の類に近い。露宇戦争の展開で着目すべきは、それがロシアの今後に及ぼす影響だ。