くら寿司、SNS映えなど狙った新型1号店 京都

相撲の番付表のように寿司ネタを記した壁はSNS映えを狙う=18日、京都市中京区(田村慶子撮影)
相撲の番付表のように寿司ネタを記した壁はSNS映えを狙う=18日、京都市中京区(田村慶子撮影)

回転ずし大手のくら寿司が店内飲食の強化に向け、内装や娯楽サービスに特色を出した「プラス型店舗」の開発を始めた。その1号店は19日オープンの「くら寿司 京都店」(京都市中京区)で〝SNS映え〟する和モダンな内装が特徴。7月には東京都大田区にも2号店を出店する。テークアウトや宅配など中食産業との競争も激化する中、外食ならではの魅力を高めることで客足を増やしたい考えだ。

グローバル旗艦店の特色の一つである白木造りの半個室型客席を取り入れた「くら寿司 京都店」=18日、京都市中京区(田村慶子撮影)
グローバル旗艦店の特色の一つである白木造りの半個室型客席を取り入れた「くら寿司 京都店」=18日、京都市中京区(田村慶子撮影)

開業に先立ち、18日に報道公開された「くら寿司 京都店」は京都市中心部の繁華街、新京極にある「京都松竹座ビル」の地下1階に立地する。1990年代半ば以降に生まれた「Z世代」や回復が見込まれるインバウンド(訪日客)がターゲット。東京・浅草や大阪・道頓堀など国内4店舗を展開する「グローバル旗艦店」の特色を一部取り入れ、白木造りののれん付き半個室や、相撲の番付表風にすしネタの名前を書いた巨大な写真スポット用の壁などをデザインした。

215個のLED電球を使い、時間ごとに12色が変化する「くら寿司」の巨大ロゴのネオンサイン。写真スポットとしても楽しめる=18日、京都市中京区(田村慶子撮影)
215個のLED電球を使い、時間ごとに12色が変化する「くら寿司」の巨大ロゴのネオンサイン。写真スポットとしても楽しめる=18日、京都市中京区(田村慶子撮影)

同社の岡本浩之取締役は、コロナ禍で拡大したテークアウトなどの中食市場が頭打ちする中、店内飲食を増やすには「記憶に残る楽しい体験を提供することが重要」と指摘。「プラス型店舗」はグローバル旗艦店と通常店舗の中間に位置づけ、立地条件に合わせ個性を出した店舗とする。一部のグローバル旗艦店で楽しめるゲームアトラクションを設けたり、既存店にない全く新たな特色も取り入れるという。

1号店を京都にした理由ついて、岡本氏はコロナ禍前のインバウンドの約3割が京都を訪れていたことを踏まえ「コロナ後の海外戦略を考えるうえでも重要な拠点」と説明した。今後の出店エリアは「全国から多く人が集まる場所」とし、都心部および地方の観光都市や繁華街での新規出店を対象にする。(田村慶子)

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