フランスに女性新首相 マクロン政権2期目で

エリザベット・ボルヌ氏(ロイター)
エリザベット・ボルヌ氏(ロイター)

【パリ=三井美奈】フランスで4月に再選されたマクロン大統領は16日、2期目の新首相として、労働相だったエリザベット・ボルヌ氏(61)を任命した。フランスの女性首相は歴代2人目で、左派系からの起用となった。

ボルヌ氏は首相就任にあたり、環境問題を課題にあげ、「素早く、力強く行動する」と述べた。ボルヌ氏は社会党のオランド前政権で環境相官房長を務めた後、パリ交通公団のトップに就任。2017年、マクロン政権発足と共に交通担当相となり、環境相、労働相を歴任した。

マクロン政権1期目で首相を務めた2人は、共に保守系野党、共和党出身だった。6月の下院選を前に、左派陣営は急進左派を中心に政党連携が進んでおり、マクロン氏は社会党に近いボルヌ氏の起用で、与党陣営に中道左派の取り込みを狙ったとみられている。

マクロン氏はボルヌ氏の首相任命にあたってツイッターでメッセージを発信し、「環境、保健衛生、教育、完全雇用」を政権の課題にあげた。女性首相は、社会党ミッテラン政権のクレッソン首相(1991~92年在任)以来、30年ぶりとなる。

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