ルネサス甲府工場再稼働に地元歓迎、持続的な雇用や経済効果に期待

山梨県の長崎幸太郎知事(渡辺浩撮影)
山梨県の長崎幸太郎知事(渡辺浩撮影)

半導体大手のルネサスエレクトロニクスが甲府工場(山梨県甲斐市)を、再稼働させると17日に発表したことを受け、山梨県の長崎幸太郎知事は同日、「地域経済の発展や雇用創出の視点から、大変喜ばしい」と、歓迎の緊急コメントを出した。

再稼働する甲府工場は、電気自動車(EV)などの電力制御に不可欠なパワー半導体の生産拠点で、この分野では世界最先端の工場となる。自動車の電動化が加速する中で、需要の大幅拡大が見込まれている成長産業分野だ。

再稼働で、ルネサスのパワー半導体の生産能力が倍増するとしており、戦略的拠点の位置づけだ。全体で最大300人の新規雇用を創出し、地元でその半分程度を採用する方針だ。

また、県内には半導体製造装置大手の東京エレクトロンの製造拠点やグループ会社も多くあり、製造装置の関連産業への波及効果も大きい。このため県全体での雇用面、経済面での持続的な効果が期待できる。

山梨県ではルネサスが平成26年に甲府工場を閉鎖した後も、「跡地の有効活用などを含め、ルネサスとの関係を継続させてきた」(成長産業推進課)。この関係持続が、今回の再稼働につながった可能性もあるとし、今後も同工場の人材確保などに協力していく考えだ。

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