ロシア国防省は17日、ウクライナ南東部の激戦地マリウポリで、アゾフスターリ製鉄所を最後の拠点として抵抗していたウクライナ部隊が「降伏した」と発表した。ウクライナ軍は製鉄所の「戦闘任務終了」を表明し、兵士らの退避作業が続いた。(共同)
黒海につながるアゾフ海に面した要衝マリウポリをロシア軍は侵攻直後から攻撃。プーチン大統領は4月にマリウポリの「制圧」を宣言し、製鉄所の包囲を続けるよう指示していた。
ロシア国防省はウクライナ部隊の降伏の様子とする映像を公開。兵士らは所持品検査を受け、手荷物などを持って大型車両に乗り込んだ。担架で運ばれる負傷者もいた。