北朝鮮での新型コロナウイルス感染症に関するニュースを放送するテレビの前を歩く韓国軍兵士=17日、韓国・ソウル駅(ロイター)新型コロナウイルスに感染したとみられる発熱患者が急増している北朝鮮では、感染状況が深刻な首都平壌でも生活用品の工場が稼働し、野菜などの食品が家庭に配達されている。当局が16日、共同通信の取材を認めた。
歯磨き粉などを生産している「平壌歯科衛生用品工場」では、発熱者が出た場合に従業員全体に感染が広がらないよう交代制の勤務に切り替え、機械を稼働させていた。
高層ビルが立ち並ぶ未来科学者通りにある「未来果物野菜商店」には大量の野菜が搬入され、「人民班」と呼ばれる行政の末端単位を通じて各家庭に配達する作業が行われていた。
北朝鮮当局は、行政区域ごとの往来を禁じながら工場の稼働や営農は続ける施策を取っている。(共同)
北朝鮮で発生した新型コロナウイルス感染症に関するニュースを放送するテレビを見る人々=17日、韓国・ソウルの鉄道駅(ロイター)「平壌歯科衛生用品工場」で作業する従業員=16日、平壌(共同)「平壌歯科衛生用品工場」で作業する従業員=16日、平壌(AP)「平壌歯科衛生用品工場」で消毒作業する従業員=16日、平壌(AP)「平壌歯科衛生用品工場」で製造作業を行う従業員=16日、平壌(AP)「未来果物野菜商店」に搬入される野菜=16日、平壌(共同)「未来果物野菜商店」に搬入される野菜=16日、平壌(共同)住民に供給するための野菜を積んで平壌市内を走る車両=16日(共同)平壌市内にある薬局=16日(共同)