ロシアによる侵攻を受けて避難し、日本経済大(福岡県太宰府市)で学ぶウクライナ人学生が17日、日本文化に触れる授業の一環で着付けを体験した。参加したポリナ・コルズニナさん(21)は「着物は初めて。楽しみにしていたので着ることができてうれしい」と声を弾ませた。
着付け体験は福岡城跡(福岡市)の近くの施設で行い、ウクライナ人の女子学生ら約20人が参加した。金魚やボタンの花など華やかな柄の着物を選ぶ学生がいれば、「かっこいい」と男性用に挑戦する人も。正座やお辞儀など日本の礼儀や作法も学び、周辺を散策した。
体験を終えたエリザベータ・ペトロバさん(21)は「難しいところもあったけど、素晴らしい一日だった。キーウ(キエフ)にいる家族が喜ぶので、帰ったらすぐに写真を送りたい」と話した。