北海道・知床沖の観光船沈没事故を受け、国土交通省北海道運輸局は17日、斜里町で観光船を運航する4社に対し、安全管理体制などを確認するための緊急安全点検に入った。
運輸局によると、運航基準が守られているかどうかも主な点検事項。船長から事業所への定点連絡や荒天時の運航管理者による船長への中止指示が適切に記録されているかなどを調べる予定。
沈没した観光船「KAZU Ⅰ(カズ・ワン)」の運航会社「知床遊覧船」には運輸局は特別監査しており、今回の4社には含まれていない。
国交省は4月25日から全国の旅客船運航事業者を対象に現地調査している。