「性自認」の法令導入をめぐり民間団体が集会 自民国会議員が参加

「性自認」という文言を盛り込んだ法令を導入する動きに対し、当事者である性的少数者や女性の意見を伝えようと、「女性スペースを守る会」「性別不合当事者の会」「白百合の会」「平等社会実現の会」の民間4団体が17日、国会内で集会を開いた。自民党の衆参国会議員約15人が参加した。

海外では、生物学的には男性だが女性と自認する人物が、女性のスポーツ大会で記録を塗り替えたり、女性用トイレや更衣室を使ったりすることが議論を呼んでいる。4団体側は「法令に『性自認』を導入すると、女性トイレが危うくなり、女性スポーツが崩壊し、女性の権利法益が大きく失われる」などと指摘した。

また「性自認」の用語については「表現する性の範疇のものでファッションなどと同じ。『性自称』と言い換えられるべきものだ」と指摘。「『性自称』を尊重するあまり、身体的性別による区分をないがしろにすることは危険だ」とも訴えた。

埼玉県議会最大会派の自民党議員団が、6月定例会に提案する方針である同性愛者など性的少数者(LGBT)への理解増進を図る条例案に関しては、「大きな都市で条例ができたら次は法律になり、海外のように、女性トイレに入ろうとした女装した男性を警察に通報した女性が逆に捕まるという世の中になる」などと慎重な対応を求めた。

出席した議員の一人は、LGBTへの理解増進を図る法案を議論した昨年の党会合に触れ「同僚が、非公開の会議で第三者の意見を引用しようとした発言をリークをされ、とんでもない差別主義者とレッテルを貼られ、落選運動の対象にもなった」などと振り返った。

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