パナソニック、マスク生活の悩みに対応した美顔器

発表会で美顔器を実演する田中みな実さん(パナソニックHD提供)
発表会で美顔器を実演する田中みな実さん(パナソニックHD提供)

パナソニックホールディングスは17日、新型コロナウイルス禍のマスク生活での肌の悩みなどに対応する美容家電シリーズ「高機能アドバンスドライン」を発表した。特殊な光や筋電気刺激(EMS)などを使用することで、既存製品と比べてより美容クリニックに近いケアを行える。まずは美顔器2商品を7月1日に発売し、今後さらに商品を拡充させる。

同社によると、長引くコロナ禍で消費者の美容への意識が変化しており、アンケートでは約3割が「スキンケアに以前より時間やお金を使うようになった」と回答。特に長時間のマスク着用による悩みが多かったため、マスクで生じるトラブルに着目した新製品を開発した。

発表会で美顔器を紹介する田中みな実さん(パナソニックHD提供)
発表会で美顔器を紹介する田中みな実さん(パナソニックHD提供)

美顔器「フォト ブライトショット」(想定価格7万6千円前後)は、顔に特殊な光をあてることでくすみの原因となる古い角質がとれやすくなる。「バイタリフト かっさ」(同3万7千円前後)はEMSによって表情筋を鍛えることで、口元のリフトアップなどが期待できるという。

同社で白物家電などを担当する事業会社の林眞一副社長は「ジェンダー(性差)を超えた肌の悩みに寄り添うことで、令和12年までに新たに1千億円の市場を創出したい」と話した。

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