マクドナルド、ロシア撤退 地元に売却

マクドナルドの店舗=3月8日、ロシア・サンクトペテルブルク(ロイター)
マクドナルドの店舗=3月8日、ロシア・サンクトペテルブルク(ロイター)

米ファストフード大手マクドナルドは16日、ロシアのウクライナ侵攻を踏まえ、30年以上展開していたロシア市場から撤退する方針を発表した。地元の買い手への事業売却を検討している。マクドナルドは3月からロシアの約850店全てを一時閉鎖していた。

マクドナルドは声明で「ウクライナ戦争による人道的危機と、予測不可能な経営環境から、ロシア事業を継続することは不可能で、当社の価値観とも一致しないと結論付けた」と説明した。

同社はロシアで商標の保持は続けるものの、ロゴなどの使用をやめる予定。買収が完了するまで約6万2000人の従業員への給与支払いは続ける。

ロシア撤退に伴い、12億~14億ドル(約1500億~約1800億円)の損失を見込んでいる。

マクドナルドはソ連時代の1990年にモスクワの1号店を開業。東西冷戦終結の象徴とされ、米国の文化を求める若者を中心にブームになった。(共同)

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