目指せ!マリンの要 松川虎生

初の交流戦 セの強打者抑えチームに勢いを

【千葉ロッテ-東北楽天】七回、本塁でのクロスプレーで、楽天の辰己涼介選手(右)をタッチアウトにした松川虎生捕手=4月28日、ZOZOマリンスタジアム(福島範和撮影)
【千葉ロッテ-東北楽天】七回、本塁でのクロスプレーで、楽天の辰己涼介選手(右)をタッチアウトにした松川虎生捕手=4月28日、ZOZOマリンスタジアム(福島範和撮影)

プロ野球が開幕して約1カ月がたち、ここまでの戦いの中でたくさんマスクをかぶらせていただきました。

良い試合も苦しい試合もありますが、やっぱり一試合一試合、勝たないと意味がないと思います。ここ数試合、自分がマスクをかぶって打たれることが増えており、苦しい時こそキャッチャーとして粘ることが大事になってくると考えています。ここからの戦い、しっかりと粘ることが、僕個人としての大きな課題です。

打撃面でも、試合を重ねるごとに高校時代との壁を感じています。真っすぐの速さ、キレ、変化球への対応など、まだまだ捉え切れていないところがあります。今はタイミングの取り方を練習中はもちろん、試合中でも相手投手を見て臨機応変に対応できるように、打撃コーチとともに取り組んでいます。

リード面ではピッチャーと組んでいく中で、打者の反応を瞬時に判断するということがまだまだできていないなと感じます。考える早さや切り替える早さを、もっともっと磨けるように頑張らないといけないな、と思っています。

5月24日からはプロとして初めてのセ・パ交流戦を迎えます。

僕は関西出身なので、セ・リーグのチームだと小さい頃から阪神タイガースの試合もよく見ていましたし、対戦が楽しみな気持ちはもちろんあります。交流戦でも一試合一試合勉強し、勝てるように試合に向けて準備していくことが大事だと思いますので、そういう所をしっかりやっていきたいです。

オープン戦では3月18日、東京ドームでの対読売ジャイアンツ戦で佐々木朗希さんをリードしていましたが、五回裏の攻撃で岡本和真さんに右中間に逆転満塁ホームランを打たれてしまいました。決して甘い球ではなかったと思いますが、プロの第一線で活躍されている選手のすごさを実感しました。次はしっかりと抑えて、リベンジできるようにリードしたいと思います。他にもセ・リーグには、DeNAの牧秀悟さんや阪神の佐藤輝明さんのように、いいバッターがたくさんおられますので、パ・リーグと違う打者の反応を考えて観察しながら、配球をしていきたいです。

自分は今、8番、9番を打たせてもらっているのですが、(指名打者制度のない)セ・リーグの球場で試合をするときは、後ろにピッチャーが打者として入ると思うので、自分が決めに行く場面、次につなぐ意識などを持って打席に入るつもりです。もちろん交流戦だけでなくそれ以降もそういう場面がたくさんあると思うので、しっかりと自分の打力に向き合ってやっていけたらな、と思います。

初めての相手との対戦が続きますが、何とか競り勝って、後半戦に向けチームに勢いを与えられるように頑張りたいです。(月1回程度掲載)

松川虎生(まつかわ・こう)】 市立和歌山高で捕手として活躍し、3年の春には甲子園球場での選抜高校野球大会に出場。パワフルな打撃と強肩が持ち味で、高校通算43本塁打を記録した。強打堅守の捕手を主人公とした故水島新司さんの漫画から、「紀州のドカベン」と呼ばれたことも。令和3年秋にドラフト1位で千葉ロッテマリーンズに入団して今春、初めてのシーズンに。背番号は「2」。178センチ、98キロ。右投げ右打ち。大阪府阪南市出身の18歳。

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