フィンランド、スウェーデンの北欧2国が北大西洋条約機構(NATO)に加盟すれば、米主導のNATOとロシアは東西冷戦中さながらに、北極圏からバルト海に広がる境界線を挟んで直接対峙(たいじ)することになる。ロシアは、北欧の「緩衝地帯」を失い、米国に対露封じ込めの拠点を奪われる。軍事力による恫喝(どうかつ)で、高い代償を伴う羽目になった。
海の包囲網
ロシアにとって大きな打撃は、西への玄関口であるバルト海がNATOに完全に包囲されることだ。
フィンランド、スウェーデンの北欧2国が北大西洋条約機構(NATO)に加盟すれば、米主導のNATOとロシアは東西冷戦中さながらに、北極圏からバルト海に広がる境界線を挟んで直接対峙(たいじ)することになる。ロシアは、北欧の「緩衝地帯」を失い、米国に対露封じ込めの拠点を奪われる。軍事力による恫喝(どうかつ)で、高い代償を伴う羽目になった。
ロシアにとって大きな打撃は、西への玄関口であるバルト海がNATOに完全に包囲されることだ。