岸田文雄首相は16日、官邸で開かれた政府与党連絡会議で、17日に決定する令和4年度補正予算案について「今国会での成立を図り、国民生活を守り抜くための万全の備えを固めていきたい」と述べた。
首相はロシアによるウクライナ侵攻に伴う原油価格や物価高騰などに「緊急かつ機動的に対応し、新型コロナウイルス禍からの経済の回復を確かなものとしていく」とも強調した。
今月23日のバイデン米大統領との首脳会談や24日の日米豪印4カ国の枠組み「クアッド」首脳会合にも言及し、「対面での首脳外交を積極的に展開し、平和秩序、自由と民主主義を守り抜く『新時代リアリズム外交』を本格的に動かす」などと語った。