日本プロ野球選手会(会沢翼会長=広島)は16日、選手会加入選手の今季の年俸調査結果を発表した。開幕時の支配下公示選手721人の平均年俸は、昨季に比べて138万円増の4312万円となり、現行の調査方法となった1988年以降、最高額となった。
球団別では、ソフトバンクが7002万円でトップ、2位が巨人の6632万円。最下位は日本ハムの2817万円だった。セ・リーグは4074万円、パは4545万円。
今季から全体の中央値が公表され、721人中361番目は1500万円だった。球団別では、トップが巨人とDeNAの2000万円。楽天は平均年俸は6035万円で3位だったが、中央値は1150万円の11位で、球団内で格差がみられた。
また、契約更改の満足度調査結果も公表。ソフトバンクでは55・07%の選手が「満足」「大きく満足」と回答した一方、中日では19・35%にとどまった。選手会では「球団間の格差もあるが、球団内での格差もかなりあると感じている。この調査結果からいろいろ変えていければ」と話している。
■プロ野球選手の年俸調査
平均 中央値 満足度
(万円)(万円) (%)
①ソフトバンク 7002 1800④ 55・07①
②巨人 6632 2000① 23・68⑪
③楽天 6035 1150⑪ 26・56⑩
④西武 4330 1400⑧ 54・72②
⑤ヤクルト 4050 1400⑧ 38・98⑥
⑥オリックス 3922 1900③ 32・81⑨
⑦DeNA 3732 2000① 48・21③
⑧広島 3693 1500⑥ 45・76④
⑨阪神 3456 1500⑥ 37・93⑦
⑩中日 3118 1200⑩ 19・35⑫
⑪ロッテ 3077 1800④ 41・07⑤
⑫日本ハム 2817 1000⑫ 37・29⑧
全球団 4312 1500
※丸数字は順位