北朝鮮の朝鮮労働党は15日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け政治局非常協議会を開催、金正恩総書記は住民に医薬品が十分に供給されていないとして内閣を批判した。15日夕までの1日で発熱患者約39万2900人が新たに確認され、8人が死亡。4月末からの2週間余りで累計の発熱患者数は、総人口約2588万人の4・7%に当たる121万3千人超に達し、死者は計50人になった。北朝鮮メディアが16日報じた。
同国では、ワクチン接種がほとんど行われていない。金正恩氏は首都平壌での医薬品安定供給へ朝鮮人民軍の軍医部門動員を決め、党中央軍事委員会の特別命令を出した。(共同)