「わたしたち(DAOの)創設者は投票の結果を受け止め、それを実行します。言い方を変えれば、わたしたちが実行することを投票者たちは信頼しているのです」と、あるDAOの創設者は説明する。この言葉はまさしく、lmaoDAOを的確に説明してくれている。
ただし、lmaoDAOの場合は金が絡まないので、こうした類の「信頼」にまつわるリスクは低いのだとグラハムは指摘する。なにしろ、わたしたちは何もないところからLMAOトークンを生み出し、それを無料で提供しているのだ。一方、実際に暗号資産を使うことになるDAOでは、透明性と民主主義的な管理の確立が重要になってくる。
それでは、もしわたしたちがDAO上で金を使わず、しかも個人がDAOを管理しているなら、DAO運営する意味はあるのだろうか。答えるなら、「ただ楽しい」としか言いようがない。
DAOを始めとするWeb3アプリケーションをつくることは、ゲームのデザインと同義である。どういったルールをつくり、どんなインセンティブを与え、どうすれば人々が遊び続けたくなるのかを決める必要があるのだ。Learning Economyのスミスのような人々が、DAOの作成と運営に喜んで時間を割く理由は、ゲーム理論と新たな技術の組み合わせによって説明がつきそうである。
そんなわけで、読者の皆さんにもlmaoDAOにぜひ参加していただきたい。必要なのはウォレットだけだ。ここをクリックしてウォレットのアドレスを提出した先着100名には、100LMAOトークンとコンテストへのアクセス権が付与される。
Web3は、いまや単なる冗談ではなくなってきているのだ。