北海道初の有料海釣り拠点 苫小牧市でオープン

苫小牧港東港の一本防波堤でオープンした海釣り拠点=4月23日(苫小牧港管理組合提供)
苫小牧港東港の一本防波堤でオープンした海釣り拠点=4月23日(苫小牧港管理組合提供)

巨大港湾の防波堤を釣り場として活用する取り組みが、苫小牧港(北海道苫小牧市)でスタートした。普段は関係者以外立ち入り禁止のエリアを、土日祝日限定ながら有料で海釣りを楽しめるようにした。海に囲まれた北海道初の有料海釣り拠点で、関係者は「安全・安心に釣りを楽しめる場所として浸透してほしい」と期待を寄せている。

一本防波堤で海釣り

苫小牧港は全国18の国際拠点港湾のひとつで、北海道最大の海上物流拠点。国内物流中心の西港区とコンテナ貨物を中心に輸出入の拠点となる東港区からなり、海岸線は約24キロ、港湾区域は約1万4340ヘクタールに及ぶ。

港湾施設を観光資源としても利活用しようと、国土交通省港湾局が平成31年に釣り文化振興のモデル港を全国で募集。これまでに16港が指定され、苫小牧港は令和2年度に北海道で初めて選ばれた。

海釣りの拠点として活用されることになったのは、通称一本防波堤と呼ばれる東港区内の防波堤A、総延長約1千メートル。普段はバリケードで立ち入りできないようにしている防波堤先端から500メートル区間を、土日祝日の午前6時から午後3時まで有料で利用できるようにした。料金は大人1千円、中高生500円、小学生以下300円(未就学児不可)。利用者は安全のためライフジャケットの着用(原則持参)が必要だ。

有料で「安全・安心」

準備を進めてきたのは、港湾施設を管理する苫小牧港管理組合や日本釣り振興会北海道地区支部、NPOの苫小牧港釣り文化振興協会など地元の関係団体。安全対策を準備し、4月23日に念願のオープンを迎えた。

会員限定記事会員サービス詳細