ウクライナ代表が欧州音楽祭優勝 一般投票で圧倒的支持

14日、ユーロビジョンで優勝したウクライナ代表グループ「カルシュ・オーケストラ」のメンバーら=イタリア・トリノ(ゲッティ=共同)
14日、ユーロビジョンで優勝したウクライナ代表グループ「カルシュ・オーケストラ」のメンバーら=イタリア・トリノ(ゲッティ=共同)

欧州最大級のポップ音楽コンテスト「ユーロビジョン」の決勝が14日(日本時間15日)、イタリア北部トリノで開催され、ウクライナ代表のヒップホップバンド「カルシュ・オーケストラ」が優勝した。同国代表の優勝は6年ぶり3回目。審査員投票では4位だったが、一般投票で圧倒的な支持を獲得した。

「カルシュ・オーケストラ」はウクライナの民俗楽器の音色とヒップホップを組み合わせたバンド。母親への愛と感謝の気持ちを歌詞に込めた曲「ステファニア」を披露した。ロシア軍によるウクライナ侵攻後、SNS(交流サイト)などでこの曲の歌詞を自国と重ねるウクライナ人が増えている。

メンバーの1人は演奏後、「ウクライナを、マリウポリを、アゾフスタリ(製鉄所)を今すぐ助けてください」と呼びかけた。東部マリウポリのアゾフスタリ製鉄所はロシア軍に包囲され、ウクライナの部隊が抵抗を続けている。

ユーロビジョンは今大会で66回目。ウクライナ代表は2004、16年の2回優勝している。一方、ウクライナ侵攻によりロシア代表の参加は禁じられた。(本間英士)

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