堺市教育委員会は14日、同市立陵南中で渡り廊下のつなぎ目の天井から鉄の金具が落下し、1年の男子生徒(12)の首に当たったと発表した。生徒は首に約1・5センチの切り傷を負った。市教委は雨水による金具の腐食が落下の原因とみている。
市教委によると、13日午後0時45分ごろ、北館校舎と渡り廊下のつなぎ目部分の天井から、棒状の金具(縦横約1・6センチ、長さ約45センチ、重さ約300グラム)が落下。真下を歩いていた生徒に直撃した。
業者が調査を行ったところ、落下は雨水による金具の腐食が原因と判明。金具は天井の鉄板に溶接されており、平成4年以降、取り換えなどは行われていなかったという。
市教委は落下場所を通行禁止にして修繕するほか、週明けの16日以降、同じような構造の渡り廊下がある市内の市立小中学校・高校などで調査を行う。