昭和47年5月の沖縄復帰から50年の節目を迎えるにあたり、沖縄県内では14日、さまざまなイベントが開かれた。
那覇市では複数の保守系団体が「前日祭」を開催。琉球王家の子孫で第二尚(しょう)氏23代当主の尚衛(まもる)さん(71)も登壇し、「祖国日本への復帰は百万県民の悲願だった。尽力した先人に深く感謝したい」とあいさつした。
陸上自衛隊第15音楽隊による演奏会なども行われ、参加者が節目を祝った。
一方、革新系の団体は同日、新型コロナウイルス禍で令和2年、3年と中止していた「平和行進」を3年ぶりに実施。約1千人の参加者が米軍普天間飛行場のある宜野湾市から沖縄市まで約9キロを歩き、「基地のない沖縄をつくろう」などと訴えた。
県内では15日も複数のイベントが行われる。