楽天グループの複数サービスで14日、同日午前7時半ごろから2時間以上にわたり一部の利用者がサービスを使えなくなる障害が発生した。同社で原因や影響範囲を調査している。
楽天広報などによると、障害はスマートフォンのQR決済サービス「楽天Pay(ペイ)」や電子商取引(EC)の「楽天市場」、電子マネーの「楽天Edy(エディ)」で発生したが、午前9時45分頃から順次、サービスが復旧。10時頃にはほぼ復旧が完了した。
楽天は「お客さまにはご迷惑をおかけし、大変申し訳ございません。今後、同様の事象が起こらないよう再発防止に努めます」としている。
障害はシステムトラブルが原因とみられるが、13日に楽天グループ傘下の楽天モバイルが「0円料金プラン」の廃止を発表。データ通信の月間利用量が1ギガバイトまでは0円で利用できる目玉のプランだっただけにインターネット上では解約を希望する声が相次ぎ、14日の障害発生時も「楽天モバイルの解約が障害に影響したのではないか」との声も聞かれた。ただ通話など楽天モバイルのサービス自体では障害は発生していないという。