野球日本代表の栗山監督が14日、川崎市等々力球場で首都大学リーグを視察した。新型コロナウイルス禍で中止となった3月の台湾戦の日本代表に、アマチュアから抜てきする予定だった日体大の矢沢が投打に躍動し「3月に選ばせてもらったけど、間違ってなかった。これからどういう選手になるか楽しみ」と表情を緩めた。
矢沢は指名打者制がある中「2番・投手」で出場。6回4失点で勝利投手となり、打撃では七回に四球を選び逆転につなげた。今秋のドラフト会議で1位指名候補に挙げられ「もっともっと成長していかないといけない」と貪欲に言った。
栗山監督は日本ハム時代に投打の二刀流で育てた米大リーグ、エンゼルスの大谷との共通点を挙げ「ひと言で言うと野球小僧。何かわくわくさせてくれる」と目を細めた。