ウクライナのゼレンスキー大統領は13日、動画を公開し、ロシア軍から千カ所以上の集落を奪還したと述べ、「国土の早期解放」に向けて全力を尽くす考えを表明した。ウクライナ軍は14日、ロシア軍が攻略を図っていたウクライナ第2の都市、東部ハリコフ市の周辺から撤退する動きを見せているとの分析を明らかにした。ウクライナ軍の猛反撃で苦戦を迫られているもようだ。
ゼレンスキー氏は過去24時間に六つの集落を奪い返し、計1015の集落を奪還したと主張、ハリコフ州全域を次第に解放していると語った。「この戦いがどれくらい続くか誰も予想できない」とも述べた。
一方、ドネツク州マリウポリのアンドリュシェンコ市長顧問は13日までに、ロシア側がマリウポリを併合するための「住民投票」を実施しようと計画していると述べた。(共同)