優勝の17歳宮田、エース候補の実力示す 体操NHK杯

女子個人総合で優勝した宮田笙子の段違い平行棒=東京体育館(代表撮影)
女子個人総合で優勝した宮田笙子の段違い平行棒=東京体育館(代表撮影)

体操のNHK杯は14日、女子が行われ、宮田笙子(鯖江スクール)が全日本との合計160・029点で初優勝を果たした。

次世代のエース候補が、その力を存分に出した。2位からの逆転優勝を狙った宮田は、ミスが目立った4月の全日本選手権とは対照的に、大きなミスなく持ち前の力強い演技を披露し、表彰台の頂点に立った。

「4種目を決められたことが、とても大きい」。安堵(あんど)の表情を見せた。

1位の笠原と0・733点差で演技を開始。1種目目の跳馬で着地を止めて高得点を出すと、段違い平行棒もきっちりまとめ、「波に乗れた」。平均台で逆転して迎えた4種目目の床運動は難度を落とした構成にし、確実な演技でトップを守った。

3月に右ひじを痛めた影響で練習不足だった全日本選手権では、段違い平行棒と平均台で落下するなど精彩を欠き、2位で悔し涙を流した。その後はこの2種目を重点的に練習。本番でも積み重ねたものを信じて戦い抜いた。

世代交代が待ったなしの女子体操界で、自他ともに認める次世代のエース候補筆頭格。今回日本のトップに立ち、「年下の子に尊敬される先輩でいたい気持ちがある。引っ張っていけるようにしたい」と気持ちは強まった。秋の世界選手権代表にも内定。高い難度の演技を見据えながら、成長を続けていく。(小川寛太)

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