米国防長官、露国防相と電話会談 侵攻後初 即時停戦要求

オースティン米国防長官(ロイター=共同)、ロシアのショイグ国防相(タス=共同)
オースティン米国防長官(ロイター=共同)、ロシアのショイグ国防相(タス=共同)

【ワシントン=渡辺浩生】オースティン米国防長官は13日、ロシアのショイグ国防相と電話会談し、ウクライナにでの即時停戦を強く要求した。両者の会談は2月24日にロシアがウクライナに侵攻してから初めて。国防総省の発表によると、オースティン長官は米露間の意思疎通を維持する重要性も強調した。

会談はオースティン長官から要請。同長官は先月25日、「ロシアがウクライナ侵攻のようなことができない程度に弱体化することを望んでいる」と述べ、波紋を広げた。国防総省高官は13日、長官の停戦要求は、ロシアの攻撃停止を求める政権や同盟諸国の姿勢と一致していると強調した。

オースティン氏とショイグ氏が前回対話したのは2月18日。ロシアの侵攻後、国防総省は露側との衝突回避を目的に軍当局間の連絡手段を開設。オースティン長官とミリー統合参謀本部議長は、ショイグ氏やゲラシモフ軍参謀総長に電話会談を複数回申し入れたが、露側は拒否してきた。

一方、国防総省高官は、ウクライナ東部ドンバス地域での露軍の攻勢は一進一退が続き、ウクライナの砲撃に悩まされ、目立った戦果を挙げられていないとの分析を示した。米側が供与した155ミリ榴弾砲など重火器は逐次前線に投じられるとみられる。

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