群馬県農畜産物輸出額27%増 14億907万円 牛肉酒類が牽引 令和3年

群馬県庁
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群馬県がまとめた令和3年の県農畜産物などの輸出状況によると、輸出金額が前年比26・9%増の約14億907万円となり、過去最高を更新した。海外で新型コロナウイルス禍から社会経済活動の再開が進んだことを追い風に、和食ブームなどで高い人気を誇る牛肉や酒類の伸びが全体を牽引(けんいん)した。

コロナ禍の拡大で外出制限の影響があった同2年は主力の畜産物が低迷し、12・3%減の約11億1038万円だった。同3年はコロナ禍が落ち着きを取り戻し始め、輸出も一転して改善した。

県によると、欧州連合(EU)や北米、香港、東南アジアで、外食需要が回復。飲食店向けを中心とする畜産物(牛肉、鶏肉、豚肉)の輸出が36・7%増の8億7923万円と大幅に伸びた。

また、北米や台湾などに輸出される酒類が66・2%増、県の特産であるこんにゃく製品が7割を占める「農産加工品」が15・4%増だった。こんにゃくは健康食品としての認知度の向上が背景とみられている。

ただ、コロナ禍を背景にサプライチェーン(供給網)を支える海上物流でコンテナ不足などの混乱が続き、青果物は輸送の遅れなどへの懸念から60・1%減と振るわなかった。

県は引き続き県産農畜産物の輸出拡大を目指す。現地でのプロモーション活動を強化などし、知名度アップや販路開拓などを進める。

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