浪速風

更年期障害 支える仕組みを

めまいや頭痛、気分の落ち込みなど、40代以降の更年期に生じる症状が日常生活や仕事に与える影響について、厚生労働省が初の実態調査に乗り出すという。重い症状のため働けず、解雇されるなど深刻な事例もあるため、現状把握を進め、支援策を検討するというのだ

▶女性の問題というイメージがあるが、更年期障害は男性にも起きる。女性の相談窓口は婦人科、男性は泌尿器科だが、すべての婦人科や泌尿器科が更年期障害の治療に対応しているわけではない。むしろ耳にするのは、「相談先がなかなか見つからない」という悩みだ

▶症状が多岐にわたるうえ個人差も大きい更年期障害は、「頑張れば乗り越えられる」ものではないとされる。男性の場合は60~80代で症状に悩まされる人も少なくないといい、問題はさらに切実だ。身体に起きる変化はやむを得ないが、支える仕組みづくりはできる。「年を重ねることはすてきなことだ」と思える社会を、と願う。

会員限定記事会員サービス詳細