G7外相会合が開幕 食糧危機への対応検討

13日、ドイツ・バイセンハウスで、G7外相会合の記念写真に納まる各国外相ら。右端は林外相(AP=共同)
13日、ドイツ・バイセンハウスで、G7外相会合の記念写真に納まる各国外相ら。右端は林外相(AP=共同)

先進7カ国(G7)の外相会合が12日、ドイツ北部バイセンハウスで始まった。12日のワーキングディナーでは、ウクライナを侵攻したロシアに対し、経済、政治圧力を強める方針を確認した。議長国ドイツのベーアボック外相は会合を前に、ウクライナ侵攻で食料危機が世界に広がっていると警鐘を鳴らし、G7による対応を訴えた。

ベーアボック氏は、ロシアの侵攻が黒海沿岸に広がり、ウクライナは2500万トンの穀物が輸出できなくなったと指摘。アフリカや中東で食糧難が広がっているとして、「ロシアによる港湾封鎖を解除させ、世界に食料が届くようにせねばならない」と述べた。「ロシアの狙いは、世界を分断させることにある」とも述べ、G7による結束の重要性を強調した。

会合には、ウクライナのクレバ外相、隣国モルドバのポペスク外相も招かれた。米国のブリンケン国務長官は新型コロナウイルス感染のため欠席し、ヌーランド国務次官が参加した。◇

ドイツを訪問中の林芳正外相は13日、英国のトラス外相やドイツのベーアボック外相と相次いで会談し、ロシアによるウクライナ進攻に結束して対応していくことを確認した。林氏はウクライナのクレバ外相とも会談。クレバ氏は、日本政府がロシア産石油を原則禁輸する方針を表明したことをゼレンスキー大統領が高く評価していることを伝え、国際社会が強力な対露制裁を続けていくことの重要性を確認した。

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