「地獄から兵士を救って」 ウクライナ「アゾフ連隊」家族が懇願

製鉄所からの兵士の救出を求める家族ら=12日、ウクライナ・キーウ(ロイター)
製鉄所からの兵士の救出を求める家族ら=12日、ウクライナ・キーウ(ロイター)

ウクライナ南東部マリウポリのアゾフスタリ製鉄所でロシア軍への抗戦を続けるウクライナ内務省系軍事組織「アゾフ連隊」の兵士らの家族が12日、首都キーウ(キエフ)で記者会見した。「兵士たちは地獄の中にいる。マリウポリを守ってきた彼らを救ってほしい」と述べ、国際社会に対し退避に向けた支援を訴えた。

兵士の妻ナタルカ・ザリツカさんは「夫は毎日、戦争の記録を書いて送ってくる。手脚を失った何百人もの負傷者が非人間的な状況にある」と惨状を説明。「マリウポリは21世紀の悲劇だ。もう時間がない」と悲痛な声で早期救出を求めた。8歳の長男オレクサンドル君も「マリウポリを救って」と自分で書いた紙を手に、協力を訴えた。

製鉄所からは国連などの仲介で民間人の退避が完了したが、アゾフ連隊の兵士ら千人以上が残っている。(共同)

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