長野放送・アナウンサーコラム

宮本利之「信州ダービーの贈り物」

宮本利之アナウンサー
宮本利之アナウンサー

平成23年7月3日、南長野運動公園総合球技場(長野市)で行われたAC長野パルセイロと松本山雅の一戦、いわゆる「信州ダービー」の実況は私の忘れられない仕事の一つです。両チームが必死になって相手ゴールに迫るシーンの連続には、サッカーという競技の魅力が詰まっていました。お互いに「勝たなければならない戦い」の結果は1対1の引き分けでした。

そして今年、11年ぶりに「信州ダービー」が帰ってきます。今月8日の長野県サッカー選手権の決勝は、松本山雅が勝利し、天皇杯出場の切符を手にしました。そして今季はJ3リーグであと2試合行われます。

ダービーには「地域を代表」する誇りと、切磋琢磨(せっさたくま)する「ライバル関係」にあることが欠かせません。しかしそれは選手やクラブだけに向けられるものではありません。〝サポーターが最高の舞台を用意する〟サッカーを愛する長野県民一人一人は、日本に、世界に、誇れる「信州ダービー」を作り上げる大事な役者でもあります。

さあ11年ぶりの「信州ダービー」を楽しみましょう。

会員限定記事会員サービス詳細